富山赤十字病院

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がん診療内容

がん診療内容

がんの診療内容について

当院ではがん診療ガイドラインを基に、各科が連携してがん治療を行っています。早期がんに対しては内視鏡的切除や鏡視下手術などの低侵襲治療を積極的に取り入れています。進行・再発がんに対しては化学療法や放射線治療などの集学的治療を行っています。

▼ 肺がん ▼ 胃がん ▼ 大腸がん ▼ 乳がん ▼ 肝臓がん ▼ 子宮頚がん ▼ 子宮体がん ▼ 卵巣がん
■ 肺がん

肺癌は、肺癌治療ガイドラインにのっとり、呼吸器内科、呼吸器外科、放射線科などが連携しながら、病期に応じて適切な治療を行っています。

肺手術では胸腔鏡を積極的に使用して手術侵襲の軽減に努めています。肺癌発生率の増加、CTによる微少肺癌の発見も増えてきており手術症例数も年々増加の一途です。術前後の化学療法や放射線治療についても、キャンサーボードでの検討のもとに行っています。

呼吸器内科では、呼吸器外科、放射線科とも連携しながら、全身状態良好例に対して抗癌薬化学療法、あるいは放射線化学療法を積極的に試みています。年間症例数は60~70例(新規30~40例)です。

■ 胃がん

当院では胃癌治療ガイドラインにのっとり、消化器内科・外科、放射線科などが連携し病期に応じた適切な治療を行っています。消化器内科での特殊光を用いた内視鏡検査による正確な診断を根拠に、内視鏡手術の適応とならない病変に対して手術による治療を行っています。

手術に際しては最新の縫合器、止血装置を積極的に導入し、安全で質の高い手術をこころがけています。早期癌に対しては鏡視下手術を積極的に導入し、術後の障害を軽減する努力を、進行癌に対しては再発の少ない手術を目指してします。また、クリニカルパスの積極的導入により安心して手術に望んで頂き、術後は10~14日ほどで退院になります。平均年間手術件数は約80例を推移しています。また進行、再発胃癌に対してはがん化学療法認定看護師、緩和ケア認定看護師と連携し、主に外来にて慎重に副作用対策を行いながら抗癌剤治療、緩和ケアを行っています。二次、三次治療も積極的に行っています。

■ 大腸がん

当院では大腸癌治療ガイドラインにのっとり、消化器内科、消化器外科、放射線科が連携して内視鏡的切除や外科的切除、抗癌剤治療、放射線治療などを行っています。

大腸癌の症例数は増加傾向にあり2015年には結腸癌73例、直腸癌29例に手術を行いました。体への侵襲が少ない腹腔鏡補助下手術も積極的に導入しており、2015年は結腸癌手術の71%(52例)、直腸癌手術の72%(21例)を腹腔鏡補助下手術で行っています。また、直腸癌手術では、肛門機能や神経を温存し性機能を保持した手術を採用しています。

結腸手術・直腸手術の入院治療はクリニカルパスを導入し、治療の標準化と効率化を達成しており、入院期間は2週間程度です。治療の計画や予定についてクリニカルパスに基づいて担当医や看護師から説明させていただいています。また、外来診療においても平成21年度より地域連携クリニカルパスを採用し、かかりつけ医との連携をとりながら治療を行っていきます。

進行・再発癌に対しては代表的な抗癌剤治療法であるFOLFOX療法・FOLFIRI療法・FOLFOXIRI療法に加えてアバスチン・アービタックス・ベクティビックスなどの分子標的薬も積極的に取り入れた治療を行っています。また、今後登場する新たな薬剤への対応も迅速に行っていきます。高度進行癌に対しては手術治療・抗癌剤治療だけでなく放射線治療も組み合わせ、集学的かつ積極的に癌の治療を行っています。

今後も地域の大腸癌診療に携わっていくことに加え、臨床試験への参加も行い、大腸癌治療における医学的貢献にも努めます。

■ 乳がん

「乳癌診療ガイドライン」に従って診断・治療を行っています。診断においてはマンモグラフィーおよび超音波検査を基本に、コアニードル生検やマンモトーム生検にて確定診断を行います。MRIにより乳がんの進展範囲を評価し、乳房温存手術の適応を決定しています。

手術においては、整容性に留意した乳房温存手術を基本に行っていますが、乳房切除術となる症例に対しては、最近では形成外科医の協力のもと自家組織による乳房再建にも取り組んでいます。腋窩リンパ節に対するセンチネルリンパ節生検はRI・色素併用法により行っており高い同定率・正診率を維持しています。

化学療法は化学療法センターと連携し、外来化学療法を中心に行っています。薬剤による副作用に対しては積極的に支持療法を行いQOL維持に努めています。最近では術前化学療法の症例も増加しています。

放射線療法は温存乳房に対する照射、乳房切除後照射等を行っています。脳転移等に対する定位放射線治療も「五福脳神経外科 サイバーナイフセンター」との連携で施行が可能です。

診断・治療のいずれのプロセスにおいても乳腺外科医、放射線科医、放射線技師、病理診断医、乳がん看護認定看護師、化学療法認定看護師、がん看護専門看護師、緩和ケアチームなどの多職種によるチーム医療を行い、患者さんのQOLに配慮した質の高い医療を提供しています。

■ 肝臓がん

当院では日本肝癌研究会の肝癌診療ガイドラインに従い、肝細胞癌の予防および早期診断のためにサーベイランスを行っています。肝細胞癌の診断がなされた場合には、同じくガイドラインに沿った適切な治療法の選択を行い、地域医療連携室を活用してかかりつけの診療所や他病院と連携をとりながら治療を行っています。

■ 子宮頚がん

子宮頚がんは「子宮頚がん治療ガイドライン」にのっとり、病期に応じた適切な治療を行っています。健診部と連携し、子宮頚がんの早期発見に努め、早期がん症例に対しては、子宮頚部円錐切除術等の妊孕性温存手術を行っています。進行がんでは、広汎子宮全摘術等の手術療法を行っています。QOLを考慮した骨盤神経温存手術を行っています。

手術症例にはクリニカルパスを導入し、治療の標準化と効率化を達成しており、治療の計画や予定についてクリニカルパスに基づいて担当医および看護師から説明させていただいています。放射線科と連携し、放射線療法(全骨盤照射、腔内照射(富山大学附属病院、富山県立中央病院との連携で施行))、同時化学放射線療法も症例の適応を検討し行っています。進行症例には緩和ケアチームと連携し緩和医療を行いQOLの向上を図っています。

■ 子宮体がん

子宮体がんは「子宮体がん治療ガイドライン」に則り、病期に応じた適切な治療を行っています。手術療法を基本としますが、症例によっては化学療法、ホルモン療法や放射線療法を行っています。

化学療法は化学療法センターと、放射線療法は放射線科と連携し行っています。

手術療法および化学療法の症例にはクリニカルパスを導入し、治療の標準化と効率化を達成しており、治療の計画や予定についてクリニカルパスに基づいて担当医および看護師から説明させていただいています。若年子宮体がんに対しては、症例を検討し、妊孕性温存療法を行っています。また進行症例には緩和ケアチームと連携し緩和医療を行いQOLの向上を図っています。

■ 卵巣がん

卵巣がんは「卵巣がん治療ガイドライン」に則り、病期に応じた適切な治療を行っています。手術療法の他、化学療法も積極的に行っています。

手術療法および化学療法の症例にはクリニカルパスを導入し、治療の標準化と効率化を達成しており、治療の計画や予定についてクリニカルパスに基づいて担当医および看護師から説明させていただいています。

化学療法は化学療法センターと連携し、症例のQOLを考慮し外来化学療法を中心に行っています。再発・転移症例に対しては、化学療法を中心に治療を行っていますが、症例によっては、外科と連携し再発・転移病巣の摘出術も行っています。化学療法の副作用に対しては積極的に支持療法を行いQOLの改善に努めています。化学療法は必要に応じて、二次化学療法、三次化学療法も積極的に行っています。若年症例に対しては、症例を検討し、妊孕性温存治療を行っています。症例によっては緩和ケアチームと連携し緩和医療を行いQOLの向上を図っています。