富山赤十字病院

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外科

診療科紹介

当科では癌の治療を主として行っており、早期癌に対しては腹腔鏡補助下大腸切除術のように低侵襲手術に積極的に取り組んでおります。また進行癌に対しては根治手術を目指すとともに、化学療法・放射線療法などの集学的治療を導入しております。癌の治療は十分な説明と同意のうえ、ガイドラインに沿った上で1人1人の病態に応じてオーダーメイドな治療を心がけております。化学療法はがん薬物療法サポートチームを中心に安全かつ適切に行っております。終末期の患者さん達には緩和ケアチームと協力して、除痛など生活の質を重視した治療を心がけております。

セカンドオピニオンは外科一般を佐々木が、食道癌・胃癌を芝原が、大腸癌を竹原が、肝臓・胆嚢・膵臓の癌を佐々木が乳癌を佐々木、毛利が行っております。

また、大腸癌の全国規模の抗癌剤の有効性を調べる臨床試験に参加しておりますのでご協力をお願いします。

主な癌の手術数は以下のとおりです。表示
 
  2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
胃癌 73(35) 45(17) 32(12) 45(23) 36(13)
(  )内は腹腔鏡下手術
 
  2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
結腸癌 83(54) 50(23) 58(32) 51(42) 50(46)
(  )内は腹腔鏡下手術
 
  2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
直腸 28(17) 37(18) 30(16) 31(21) 43(40)
(  )内は腹腔鏡下手術
 
  2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
乳癌 44(21) 40(19) 35(14) 42(12) 37(16)
(  )内は乳房温存手術数
【胃癌】表示

当院では胃癌治療ガイドラインにのっとり、消化器科、放射線科とも連携し病期に応じた適切な治療を行っています。消化器科での特殊光を用いた内視鏡検査による正確な診断を根拠に、内視鏡治療の適応とならない病変に対して手術による治療を行っています。

手術に際しては最新の縫合器、止血装置を積極的に導入し、安全で質の高い手術をこころがけています。早期癌に対しては鏡視下術を積極的に導入し、術後の障害を軽減する努力を、進行癌に対しては再発の少ない手術を目指しています。また、クリニカルパスの積極的導入により安心して手術にのぞんで頂き、術後は10~14日ほどで退院になります。また進行、再発胃癌に対してはがん化学療法認定看護師、緩和ケア認定看護師と連携し、主に外来にて慎重に副作用対策を行いながら抗癌剤治療、緩和ケアを行っています。二次、三次治療も積極的に行っています。2000年から2007年までの5年生存率は表のごとくです。

病期 総数 1年 2年 3年 4年 5年
ⅠA 329 98.3 97.7 97.3 96.9 96.4
ⅠB 61 98.3 92.4 88.5 88.5 88.5
ⅡA 51 89.4 87.1 87.1 78.7 75.6
ⅡB 52 98.1 89.6 83.1 76.1 66.1
ⅢA 34 96.7 76.7 72.2 67.0 60.9
ⅢB 28 92.9 74.3 58.4 58.4 58.4
ⅢC 41 85.0 59.2 39.7 33.1 21.7
107 52.6 30.7 23.8 15.9 12.5
全体 703 89.2 81.6 77.7 74.5 71.8

(%)

【大腸癌】表示

当院では大腸癌治療ガイドラインに準拠しながら消化器内科、腫瘍内科、消化器外科、放射線科で連携して内視鏡的切除や外科的切除、抗癌剤治療、放射線治療などを行っています。高度進行癌や再発癌に対しては症例に応じて手術治療・抗癌剤治療だけでなく放射線治療なども組み合わせて集学的かつ積極的に癌の治療を行っています。

外科手術においては体への侵襲が少ない腹腔鏡下手術が主流となっており、2020年は結腸癌手術の92%(46/50例)、直腸癌手術の93%(40/43例)を腹腔鏡下手術で行っています。また、直腸癌手術において肛門機能や神経を温存し性機能を保持した手術を採用しています。合併症対策としてはICGを用いた血流評価や術中大腸内視鏡検査を行うことにより安全・確実に術後回復ができるように努めています。

結腸手術・直腸手術の入院治療はクリニカルパスを導入し、治療の標準化と効率化を達成しており、入院期間は2週間程度です。治療の計画や予定についてはクリニカルパスに基づいて担当医や看護師から説明させていただいています。また、外来診療においても平成21年度より地域連携クリニカルパスを採用し、かかりつけ医となる地域の先生方と連携をとりながら治療を行っています。

今後も地域の大腸癌診療に携わっていくことに加え、臨床試験への参加も行い、大腸癌治療における医学的貢献にも努めていきます。

結腸癌
病期 総数 1年 2年 3年 4年 5年
91 100.0 97.8 96.7 96.7 98.7
122 96.7 92.3 92.3 89.0 89.0
Ⅲa 101 97.8 90.1 82.4 78.0 70.3
Ⅲb 36 91.2 82.4 75.8 71.4 63.7
84 56.0 29.7 19.8 19.8 13.2
全体 474 95.6 86.8 82.4 79.1 75.8

(%)

直腸癌
病期 総数 1年 2年 3年 4年 5年
64 100.0 100.0 100.0 100.0 97.8
55 100.0 98.9 95.6 90.1 85.7
Ⅲa 59 98.9 87.9 81.3 79.1 75.8
Ⅲb 19 78.0 61.5 50.5 50.5 45.0
41 47.3 34.1 14.3 14.3 14.3
全体 254 90.1 83.5 76.9 74.7 71.4

(%)

【乳癌】表示

当科では乳癌診療ガイドラインに従って診断、治療にあたっています。微細石灰化病変に対してはマンモトーム生検で診断しています。術前には造影MRIを用いて腫瘍の進展範囲を判定し、可能な限り温存手術を行っています。腋窩リンパ節転移がないと診断されたときはセンチセンチネルリンパ節生検により確認し、リンパ節郭清を省略しています。クリニカルパスを使用し、術後は7~14日で退院となり、外来にて放射線治療を行います。また病理組織学的診断をもとに、ホルモン治療、化学療法を施行しています。がん化学療法認定看護師、緩和ケア認定看護師と連携しながら患者さんの状態に応じて主に外来にて抗がん剤治療、緩和ケアを行っています。

 

病期 総数 1年 2年 3年 4年 5年
0 13 100 100 100 100 100
116 100 99.1 99.1 98.1 98.1
ⅡA 96 100 98.9 98.9 98.9 98.9
ⅡB 51 93.5 93.5 93.5 88.6 83.5
ⅢA 22 86.4 81.8 77.1 77.1 77.1
ⅢB 6 66.7 66.7 66.7 66.7 66.7
ⅢC 4 75 75 75 75 75
8 62.5 62.5 41.7 41.7 41.7
全体 316 96.7 95.4 94.7 93.2 92.4

(%)

 

当科は、2011年1月より一般社団法人 National Clinical Database (NCD) における外科手術症例のデータベース化事業に参加しております。

関連法令を遵守の上で手術・治療に関わる情報をデータベース登録しておりますが、ご不明な点は担当医にお問い合わせください。

本事業につきましては、NCDホームページをご参照ください。

  • 外来担当医

 
1診 午前 竹原 芝原 芝原 佐々木 竹原
午後 渡邉
(予約のみ)
竹原
(予約のみ)
奥出
(予約のみ)
芝原
(予約のみ)
佐々木
(予約のみ)
2診 午前 渡邉 垣内 竹原 垣内 奥出
3診
(乳腺外来)
午前 毛利
(乳腺外来)
佐々木
(乳腺外来)
佐々木
(乳腺外来)
毛利
(乳腺外来)
毛利
(乳腺外来)
 
 

スタッフ紹介

佐々木 正寿(ささき まさとし)
副院長/がん診療連携推進室長/
医療社会事業部長/第3外科部長/
歯科口腔外科部長
専門領域 消化器外科全般、乳腺、甲状腺疾患
資格・学会 日本外科学会(外科専門医、指導医)
日本消化器外科学会(消化器外科専門医、消化器がん外科治療認定医、指導医)
日本消化器内視鏡学会(専門医、指導医)
日本大腸肛門病学会(大腸肛門病専門医、指導医)
日本消化器病学会(消化器病専門医、指導医)
日本胃癌学会
日本腹部救急医学会
日本臨床外科学会
検診マンモグラフィー読影認定医
芝原 一繁(しばはら かずしげ)
第1外科部長
専門領域 消化器外科全般、食道胃疾患、内視鏡外科
資格・学会 日本外科学会(外科専門医、指導医)
日本消化器外科学会(消化器外科専門医、指導医)
日本消化器病学会(専門医、指導医)
日本消化器内視鏡学会(専門医、指導医)
日本内視鏡外科学会
日本胃癌学会(代議員)
日本大腸肛門病学会(専門医、指導医)
日本臨床外科学会(評議員)
日本食道学会(食道科認定医)
日本がん治療認定医機構(認定医、暫定教育医)
日本肝胆膵外科学会(評議員)
日本胆道学会
竹原 朗(たけはら あきら)
第2外科部長
専門領域 消化器外科全般、大腸、化学療法
資格・学会 日本外科学会(外科専門医、認定医、指導医)
日本消化器外科学会(専門医、指導医)
日本消化器内視鏡学会(専門医、指導医)
日本消化器病学会(専門医)
日本臨床外科学会
日本胃癌学会
日本癌治療学会
日本内視鏡外科学会
日本大腸肛門病学会(専門医、指導医)
日本外科感染症学会
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
インフェクションコントロールドクター
   
渡邉 和英(わたなべ かずひで)
第1外科部副部長
専門領域 外科一般
資格・学会 日本外科学会(専門医)
検診マンモグラフィー読影認定医
日本消化器内視鏡学会
日本臨床外科学会
日本大腸肛門病学会(専門医)
日本内視鏡外科学会
奥出 輝夫(おくで てるお)
医師
専門領域 消化器、外科一般
資格・学会 日本外科学会(専門医)
日本消化器外科学会(専門医、消化器がん外科治療認定医)
日本消化器病学会(専門医)
日本消化器内視鏡学会
日本内視鏡外科学会
日本臨床外科学会
日本腹部救急医療学会
毛利 亮祐(もうり りょうすけ)
医師
専門領域 乳腺外来一般
資格・学会 日本外科学会(外科専門医)
日本乳癌学会
日本乳癌検診学会
検診マンモグラフィ読影認定医
日本臨床外科学会、
垣内 大毅(かきうち だいき)
医師
専門領域 消化器、外科一般
資格・学会 日本外科学会(専門医)
日本消化器病学会
日本消化器外科学会(消化器外科専門医、消化器がん外科治療認定医)
日本消化器内視鏡学会
日本がん治療認定医機構(認定医)
日本腹部救急医学会(認定医)
日本内視鏡外科学会
日本胃癌学会
日本ヘルニア学会
日本癌治療学会
日本大腸肛門病学会
日本乳癌学会
日本外科系連合学会
日本臨床栄養代謝学会
日本化学療法学会
竹中 俊介(たけなか しゅんすけ)
医師
専門領域 消化器、外科一般
資格・学会