診療科・部門

呼吸器・アレルギー内科

概要

呼吸器・アレルギー内科では、主に

  1. 気管支喘息やCOPD等の慢性気道疾患 
  2. 呼吸器感染症 
  3. 肺がんや胸膜悪性中皮腫などの悪性疾患 
  4. 間質性肺疾患などのびまん性肺疾患
  5. その他の呼吸器疾患や呼吸不全など

の診療を行っています。当科では、レントゲン、CTやMRI等の画像検査、呼気NO検査や肺活量を測定する呼吸機能検査、気管支内視鏡検査等の検査を、症状や病気に応じて行い治療方法等を相談しています。日進月歩で変化する医療と医療をとりまく環境の中で、患者さんに適した検査や治療を御提供できるよう心がけています。

例えば近年の生物学の進歩により、ゲノムレベルや分子レベルでの疾患の理解と治療薬の開発が進みました。呼吸器分野でも肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬やドライバー遺伝子変異に対する治療や、気管支喘息に対する分子レベルでの免疫調節因子への介入等により、疾患の治療成績が改善されてきました。しかしながら、このような特定の分子を標的として、その働きを阻害する治療法は、特定の分子の変化を有する一部の患者さんに絶大な効果が期待できる一方で、特定の分子に変化を有さないより多くの患者さんには効果が期待できません。このような分子レベルでの診療には正確な診断を必要とすることも多く、内視鏡や手術などの侵襲的な検査を必要とすることもあります。

一方で、比較的古典的ともいうべき検査や治療の見直しも、呼吸器分野では行われています。気管支喘息やCOPD等の慢性気道疾患等の分野では、末梢血好酸球数による治療薬の効果予測や選択が、改めて注目されるようになりました。また筋力や持久力を向上させる運動療法を含む呼吸リハビリテーションは、加齢に伴って生じる日常生活能力の低下の予防だけではなく、疾患自身による症状の改善や生活の質(QOL)の改善、急性増悪の予防等に効果が実証されはじめています。

医療を受ける側の人口構成の面でも、高齢化は全国的な問題となっています。富山県の高齢化率は全国平均より5年程度早いペースで上昇しているといわれています。高齢者では、複数の疾患を抱えていることが多く、それぞれの疾患の症状が重なり合ったり、相互に影響し合ったり、低下筋力や認知機能、バランス感覚などの身体機能が低下していることがあり、検査や治療に協力してもらうことが難しくなったり合併症や重症化の危険性が高くなることがあります。また、家族の支援に加えて、介護保険事業の利用や家庭医さんの協力などによる地域の支援も必要になることもあります。

当科では、病気の状態を的確に評価するとともに、患者さんの年齢、体力等に適した検査や治療方針の提案と展開を行いたいと考えています。適切で最善の医療を提案する適切な情報と説明、患者さんや家族が医療行為を選択し、医療に参加できることを心がけ、診療を行って参ります。

スタッフ紹介

市川 智巳 (いちかわ ともみ)
呼吸器・アレルギー内科部長
専門領域
呼吸器、気管支喘息
資格・学会
日本内科学会(認定内科医、総合内科専門医)
日本アレルギー学会(アレルギー専門医、暫定指導医)
日本呼吸器学会(呼吸器専門医、呼吸器指導医)
松本 正大 (まつもと まさひろ)
医師
専門領域
呼吸器内科一般
資格・学会
日本内科学会
日本呼吸器学会
日本気管支鏡学会
日本臨床腫瘍学会
日本肺癌学会
日本緩和医療学会
湊山 周平 (みなとやま しゅうへい)
医師
専門領域
呼吸器内科一般
資格・学会
日本内科学会
日本呼吸器学会

外来担当一覧

 
初診 午前 市川 松本(一般)
午後 湊山(一般) 松本 松本(一般)
再診 午前 松本 市川 市川 市川
午後 湊山 湊山