当院について

院長あいさつ

 令和7年4月に富山赤十字病院院長に就任した竹村博文です。この4月に新たに2回目の年を迎えることになります。どうぞよろしくお願いいたします。

 富山赤十字病院は、明治40年日本赤十字社富山支部病院として日本赤十字社の病院の中で6番目の病院として開院しました。開院119年目になる富山県で最も伝統ある病院のひとつです。当初、富山市中心部の総曲輪で始まり、平成8年に現在の牛島本町に新築移転しました。富山市の「とやま都市MIRAI計画」でよみがえった富岩運河環水公園のほとりの、療養地としてふさわしい環境に立地しています。

 全国に90ある赤十字病院は、医療法における公的医療機関として、救急医療、がんや循環器疾患などの高度専門診療、生活習慣病の予防や高齢化社会での介護の支援、へき地医療などを積極的に行っています。

院長 竹村 博文

当院は、地域医療支援病院、がん診療地域連携拠点病院、災害拠点病院(地域災害医療センター)、第2次救急指定病院、日本医療機能評価機構認定病院、人間ドック・健診施設機能評価認定施設、赤ちゃんにやさしい病院(BFH)、卒後臨床研修評価機構(JCEP)認定病院等に指定されており、地域に根ざした医療を提供することを使命とした地域中核病院であります。また、安全・安心な医療を提供するために、医療安全推進室を設置して、医療事故や院内感染の防止への取り組みを強化しています。そして災害時には国内外へ医療チームを派遣し現場で救護活動にあたっています。

当院の理念は、
人道・博愛の赤十字精神にもとづく良質で安全な医療の提供
であります。職員一人一人が、富山赤十字病院の理念を常に意識し、下の7つの基本方針を常に実践できるよう活動してまいります。

基本方針

1. 患者さん中心の医療を提供します。
和顔愛語(和らかな笑顔で、思いやりのある言葉)で患者さんに接していきます。

2. より安心で高度な医療の実践を目指します。
富山市の2次救急輪番制度という大切な制度の中で、断らない救急を実践していきます。各診療科は、独自の特色ある診療を伸ばしていきます。富山赤十字病院の特色ある治療を推進していきます。

3. 地域医療の貢献する病院を目指します。
少数の診療科から、患者さん(家族)がオンラインで外来予約ができるシステムを導入します。これには連携医療施設の予約業務負担の軽減と患者さんが自宅から家族と相談して予約できる利点があります。試験運用から始め、少しずつ拡張していきます。そして外来待ち時間の再点検、短縮に注力します。地域連携の外来枠を見直し、新規受け入れが困難な状態から脱却します。

4.災害救護ならびに医療社会奉仕に努めます。
引き続き、災害救助訓練を実施し、災害拠点病院の使命を果たしていきます。

5. 次代を担う医療従事者を育成します。
研修医教育、看護学生実習、技師育成に取り組みます。研修医の働き方を見直し、ストレスのない働き方を追求していきます。医師、看護師、技師、事務職など、すべての職員の育成に努力していきます。

6. 働きがいのある病院運営に努めます。
移転から30年になる病院構造を見直します。手狭になっている救急部、中央処置室、医局、休憩室、看護部、健診センター、点在する事務部、5階にある地域包括センターなどなど、病院全体構造の見直しを行いたいと思います。患者にとっても、働く職員にとっても働きやすい環境の構築に尽力していきます。また医療DXを更に推進し、既に始まったチームコンパスに加え、PHSからスマホへの転換(報連相の徹底のためのチャット機能の利用、ベッドサイドでのバイタル入力等)、書類の電子化(ペーパーレス化)などを導入し、医療従事者の負担軽減を図っていきます。

7.健全経営の維持に努めます。
患者さんに間接的に影響を及ぼす健全な病院経営は医療の基礎中の基礎であります。無駄をなくし、しかし必要な人材と医療機器は確保してまいります。

最後になりますが、私にとっても2年目の職務です。常に自らを省み、常に前を向いて、全ての患者さんと地域、そして職員の声に耳を傾け、謙虚な心を忘れず邁進してまいります。
何卒よろしくお願いいたします。

令和8年4月1日