ウエイト・コントロール外来ついて
健康障害を伴う肥満は、「肥満症」という病気であり、治療の対象です。
肥満症の治療目的は、肥満に関連した健康障害(A)を解消・改善し、生活の質(QOL)を向上させること、将来の疾患発症を予防することです。減量効果をもつ薬剤が開発され、2024年以降、保険診療で使うことができるようになりました。
診察の流れ
肥満がいつからあって、どのように成り立ったのかをうかがい、身体診察と必要な検査を行います。患者さんの疾患の有無、将来の健康リスク等から、「肥満症」と診断されれば、肥満症治療を開始します。
減量を達成するには
①エネルギー摂取量を減らし、各栄養素のバランスを適正にする(食事療法)
②消費エネルギーを増やす(運動療法)
上記2点が重要です。
食事・運動療法を行った上で薬物療法を行うと、安全で相当量の減量効果が得られます。また、減量に伴うリバウンドも最小限に防ぐことができます。食事・運動治療について知識を得て、日々の生活で実行していきます。
これらのライフスタイル改善を半年間行ったあと、適応(B)のある患者さんに、週1回の注射療法(一般名;セマグルチド、チルゼパチド)が開始されます。薬物治療中は、副作用に留意しながら、体重・血圧・採血検査で効果判定していきます。薬物療法中にも栄養指導を受けていただきます。
肥満症の薬物治療を希望される方へ
肥満症の薬物治療の適応は、「高血圧、脂質異常症、または2型糖尿病のいずれかに対して十分や薬物療法を受けていること」が必要です(B)。ウエイト・コントロール外来をご希望の方は、かかりつけの先生とご相談して下さい。
耐糖能障害(糖尿病・予備軍) | 非アルコール性脂肪性肝障害 |
脂質異常症 | 月経異常・女性不妊 |
高血圧 | 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群 |
高尿酸血症・痛風 | 運動器疾患(変形性関節症;膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症) |
冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞) | 肥満関連腎臓病 |
脳梗塞・一過性脳虚血発作 |
B;肥満症 薬物治療の適応
高血圧、脂質異常症、または2型糖尿病のいずれかを有し、食事・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下のいずれかに該当する場合に薬物療法の適応となります。 □ BMIが27 kg/m2以上で、かつ2つ以上の肥満関連する健康障害【11の健康障害】を有する □ BMIが35 kg/m2以上 |
外来担当一覧
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
完全予約制 | 午後 | 川原(第1〜5) | − | − | − | 川原(第1〜4) 13:00〜14:00 |